Dr.
Robert Neagu
パテント・プロフェッショナル
ロバート・ネアグ博士は、2025年7月よりMERH-IPにて特許弁理士候補生として勤務し、現在ドイツ特許弁理士の資格および欧州特許庁の弁理士取得の取得を目指しています。
ミュンヘン工科大学にて物理学を専攻し、固体物理学を重点的に研究されました。修士論文(2020年)では、伝播する量子マイクロ波のトモグラフィーを可能とするFPGAベースの検出器を開発されました。この目的のため、FPGAプラットフォーム上でリアルタイム状態再構成を実装し、従来のADCベースのソリューションと比較して約8倍の高速化を達成しました。これにより量子テレポーテーションなどの特定の量子プロトコルを可能としました。
その後、ガルヒングにあるFRM II研究炉と緊密に連携しながら、ミュンヘン工科大学(TUM)低エネルギー粒子物理学講座にて博士号を取得しました。博士論文「N4DP装置を用いた位置分解中性子深度プロファイリング」(2024年)の一環として、BMBFプロジェクトを主導し、自己トリガ機能付きASIC電子回路を備えた高分割両面シリコン検出器を開発、測定装置の構築・最適化、評価ソフトウェアおよびシミュレーションのプログラミング、多チャンネル検出器システムからの複雑なデータ解析を行いました。それ以前には、FRM IIのPGAA研究グループにおいて数年間、研究員として勤務しておりました。
半導体検出器、ガンマ線分光法、中性子技術、電子回路開発、信号処理、物理計測技術、ソフトウェア開発の分野において、特に専門的な知見を有しております。